
2020年6月1日にリリースしたFallout Shelter Online。
falloutといえば、PCやコンシューマ機で愛されるシリーズタイトルで、オープンフィールドと世紀末な世界観が絶大な人気を博していました。
今回はスマホアプリで登場したわけですが、シェルターを運営するシミュレーションゲームです。
Fallout Shelter Onlineは果たして面白いのか?つまらないのか?についてプレイ評価レビュー。
Fallout Shelter Onlineはベゼスタが販売しているFalloutシリーズのシェルター生活をメインにしたシミュレーションゲームアプリです。
スマホアプリでは販売はGaeaMobileになり、世界観はそのままにあなたはウェイストランドを舞台にVaultの責任者となって冒険やシェルターの建設を行っていくこととなります。

シリーズ序盤に出会ってしまったらまず勝つ事ができなかったモンスター、デスクローが出てきたりとFalloutシリーズを経験している人ならわかりやすいゲームアプリとなっています。
自分だけのVault(ボルト)を作り運営しよう

Fallout Shelter Onlineは名前の通りシェルター生活がメインとなります。
Vaultと呼ばれるシェルターに住民の住むところや資源を生産したり、新しい住居人を招き入れてシェルターを運営しましょう。
シェルターといえど地下生活、シムシティの様に地上で作るのではなく地下でシェルターを作るゲームは中々珍しい。
ウェイストランドを大冒険

Fallout shelter Onlineでは、Falloutシリーズの様に核戦争が勃発した架空のアメリカが舞台になっており、世紀末で荒れた架空のアメリカをレイダーやモンスター、ミュータント達が蔓延る世界で大冒険!
Vaultはその核戦争時のシェルターとして使われ、外の世界に出る事ができなかった居住者であるあなたが冒険することとなります。
外には秩序がなく、レイダーやミュータントが大暴れ、プレイヤーであるあなたは居住者たちとともに廃墟や施設を冒険し、資源を手に入れましょう。
Fallout Shelter Onlineでは
- シェルターを運営するシミュレーションパート
- ウェイストランドを冒険するアドベンチャーパート
の二つがメインとなります。


Vaultシェルターを運営するところがやはり面白いところになります。
お金を生産するところや水、食事、訓練所に居住スペース、Fallout Shelter Onlineではマス目式になっていて、施設を建造する時に自由に建造する事ができます。
この自由な建造が魅力的で、例えば同じ施設を同じレベルにする事で合体し大きな施設にすることもできます。(小型、中型、大型までできる)
地下シェルターな為、階層を作るには当然エレベーターも必要となります。

監督官オフィスのレベルに応じて建造できる施設は増加します。
Fallout独特の世界観で、シェルターを運営しましょう。
運営のみならず、シェルターにてPvPを楽しむことも可能。
プロリーグもあったりとPvPに関しては運営側としては力を入れたいところの様です。
といっても、PvPが苦手な人でもわざわざやる必要がないレベルなので、好きな人がハマる感じの無理やり感のない設定になっています。
ウェイストランドを冒険するアドベンチャーパート
Falloutの魅力的なウェイストランドを大冒険できるところも見放せません、。
Fallou Shelter OnlineのシリーズベースはFallout4になっているらしく、マップ画面はどこか見覚えのある施設配置になっていて、あの頃の思い出とワクワクが止まりません。
シリーズ未経験者でもとっつきやすい世紀末な世界観はハマる人も多いでしょう。
マップの施設選択時のモンスターイメージも渋く、Falloutっぽさがあります。

そして面白いアドベンチャーパート。
施設をタップして行きたいところに移動させていき、フラッグやボスモンスターを倒す事でクリアするモードです。
行った事がない場所は最初は何が待ち構えているのかわからず、まさに冒険している感を楽しめます。
施設にはモンスターとの戦闘やアイテム、その施設で使ってステータスを上昇させるサプライチェスト等さまざま。
何のお宝があるのか?探索するだけでも面白い。
また放射能攻撃があり、食らった仲間が汚染され最大まで回復できなくなります。
放置していると回復できないHP幅が多くなったりと、Falloutらしさが詰まっています。
ロボットからヒントを得て、アイテムの使い方等を教えてもらうこともできる為、Fallout未経験の人でもアイテムがどういう用途があるのはわかりやすい。
バトルの基本はオートバトル、各キャラクターが持つスキルを任意に使用することができます。
スキルもオートにする事ができ、簡単な施設攻略ならサクサクと攻略することも可能。
このスキル、回復から状態異常まで様々、進んでいくうちに任意のタイミングでないと戦闘で苦しめられるところも出てくるので、オートバトルといえど侮れません。
バトルは3倍速まで可能だったりと、サクサク感とスキルの戦略性がバランスよく取られています。
魅力的な居住者達の育成とカスタム

居住者達の育成とカスタムも面白いところと言えるでしょう、。
居住者たちにはスキル、Perk、耐性、絆、そして使用する武器が違い、一人一人に個性と相性があります。
カードがムービーになっているのもこだわりを感じさせられますね。カード系だと動きがないゲームアプリは多いですが、動きがあるだけでもゲームを盛り上げてくれます。
そして育成は、使用する武器と防具、スキルのレベルをあげる事ができたり、水やキャップの生産する道具のレベルアップ、アタッチメントと呼ばれる四つの装備品の装備等、自分の好きなキャラクターをガンガン育成する事ができます。
居住者はその他に、ポスターを集めてランクアップさせたり、スキンが用意されていたりと違うカスタムもあります。
スキンがあるのは正直驚きですね。こういったゲームにスキンがないのがデフォルトなアプリも多いので、自分のパーティに個性を出す事ができますね。

育成のみならず魅力的な居住者達のカードを眺めるだけでも面白い。
中にはFalloutシリーズで出現したキャラクターが今作でも収録されていて、シリーズ経験者なら更に楽しめる事間違いなし。
サラ・リオンズなんて懐かしいですね。Fallout3.4で出てきた精鋭部隊を率いているセンチネルです。

居住者に装備するアタッチメントにはレア度があり、アドベンチャーパートで入手するかアタッチメント製造で作り出す事ができます。
レア度の高いアタッチメント探しに冒険するのも良いでしょう。製造は楽ですが材料がない限り作成できないですから。


惜しいところは居住者の入手方法がポスターを集める方式になっている事です。
他のスマホアプリで言うところの欠片を集めて解除する方式ですね。
このポスター方式だと、中々居住者を解除する事ができず、シェルター入り口で待っている野良居住者を獲得していく地道な方法しかありません。
とはいえ、SSRのポスターがなんとアドベンチャーパートで手に入る場所もあり、無課金でも頑張ればSSRを手に入れる事ができます。
一方でガチャもポスターを排出するシステムになっていて、無課金だと中々SSR,SR居住者を手に入れる事が難しい。
10連で回すとSR,SSR居住者が必ず1体排出されるので、無課金は10連分の戦前のお金を集めてからガチャを回すの理想的です。
なお、ガチャに使う戦前のお金はデイリークエストをクリアする事で獲得可能。筆者は自然と10連分溜まってましたが、もう一度10連回すまでに地道なクエスト、ストーリークリアが求められるでしょう。
課金すればSSR,SR居住者を素早く手に入れられるので、PvP目的や冒険をサクサクと進めたい人は課金するとより楽しめる設計になっています。
オートバトル

良くも悪くもオートバトル、スキルの使用は任意ってだけでバトルは最近のスマホアプリとあまり変わりません。
オートバトル=戦闘力ゲーになりやすく、実際Fallout Shelter Onlineも居住者を育成しまくって全体の戦闘力を上げて戦う戦闘力ゲーに近い形になっています。(耐性やボスモンスターの弱点等で誤差あり)
運営×冒険モノだから仕方ないのですが、オートバトルは飽きる人には飽きると思います。
チュートリアルが長め
運営シミュレーションの割にチュートリアルが長めです。
まあ世界観が押し出された作品なので、まず見てくれだけで進めてしまえば、確実にわからない部分は出てくるだろうなと感じます。
Fallout経験者からすれば長いと感じるかも。
Falloutっぽさが薄い
世界観、シェルター、居住者、モンスター等々、Falloutらしさはあるものの薄いと感じられます。
スマホアプリに最適化されてしまった事で薄くなっているのかなと。
毒々しさがなくなったというか、スケール感がなくなったというか。
面白いところ
- 運営パート
- 冒険パート
- 育成とカスタム
惜しいところ
- ガチャ
- オートバトル
- 世界観
- チュートリアル
Fallout未経験でも経験者でも楽しめる、スマホアプリに最適化されたFalloutだと感じられました。
スマホアプリで本家のFalloutのFPS視点とかオープンワールドを冒険する、といった込み方をすると、スマホだとだらけるからこういった形にしていると考えられます。
最近のスマホアプリにあるストーリーを進めてガンガン育成する!というのではなく、早めに色々なモードが解除されて、それを興味本意で進めてキャラクターを育成する、やる事が多いけど追われるのではなく興味があって進めるタイプのゲームアプリだなと
Falloutシリーズ経験者のみならず、運営シミュレーション好きや世紀末の世界観好きな人は一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
